昨日のiNNXオフィスアワーで、SLMaMeの有料プラン導入にちなんで、SLMaMeの役割などについていろいろと話したかったことがあったのですが、上手くそのような話ができませんでした。
これは、おそらく私が話したかったバックグラウンドなどをうまく説明できなかったからだと思っています。反省しています。
今後、この話題をオフィスアワーでのネタにするかどうかは未定ですが、私が話したかったポイントやその経緯などを、一度ここでまとめておきたいと思います。
■SLMaMeがポータルたり得た理由
SLMaMeがSecond Life専門のブログポータルで、この面では他に競合するサービスが無いことは誰もが認める事実でしょう。ただ、自前でシステムを構築しているわけではない点など、「ブログサービスとして一流かどうか」という点では、以前から異議を唱える方もいらっしゃったように思います。ですが、振り返ってみると、そういったマイナス面にはほとんど関係なく、今の地位を(何度か苦難はあったようですが)順調に築いてきたように思います。私は、以下のポイントが重要だったと考えています。
この「時期」と「無料」の2つの条件が前提として存在し、さらに例えばMagSLが当時何度か行っていたブログにバナーを貼り付けてL$がもらえるキャンペーンなどとの相乗効果で、地道にブログ数・PV数を伸ばして行ったように思います。その結果、2007年12月度に月間PVが1,000万を超えた、というキャンペーンなどを展開していましたね。→エントリ
この2007年12月の時点では、既にいわゆる「クリティカルマス」を完全に超えて、普及段階どころか「商品の宣伝効果もある」というように認識され始めていたのではないかと思います。
参考:2007年3月2日のMagSLのエントリ「MagSL NET ついに 10000Pv/日 ペースへ」
このように、ある意味なし崩し的に、「SLMaMe以外に選択肢が無かったから」というような状態で成長してきたことが幸いしてか、非常に多岐に渡るユーザーが所属するコミュニティとなって行きました。
コミュニティについては、iNNXオフィスアワーで過去に何度も話題にしてきました。今の日本人コミュニティは小さなコミュニティが分散していること、その小さなコミュニティ間ではあまり交流がないこと、多くのコミュニティを横断的にカバーできるような告知手段や管理組織などを作るのは難しいこと(コミュニティ間の利害関係のバランスをとれない)などです。
しかし、今のSLMaMeにはそれがあります。これが、「SLMaMeはポータルに進化できた」と私が考える理由です。
■システムは作れても、コミュニティは簡単には作れない
この規模で、かつ、安定稼働させるブログポータルのシステムとなると、構築・運用するにはそれなりの技術力が必要です。しかし、技術的に全く未知の領域を開拓するようなものではなく、既存のブログポータルと似たような仕組みを実装すればよいという点では、作れるメンバーをそろえれば十分に可能な内容でしょう。すでに実装された見本があるというのは、(実装する人間として面白味には欠けますが)ある意味では楽な作業です。
しかし、システムができたからといって、SLMaMeと競合できる、または代わりになり得るのかというと、これは現時点ではよほどの条件が揃わない限りあり得ないと私は考えています。
よほどの条件というのは、例えば以下のようなものでしょうか。
もちろん、「無料であること」「ブログを作れるポータルであること」なども揃っていると、より完璧になるんじゃないでしょうか。
・・・・・非常に難しい条件ですよね。
■ではどうすべきなのか
これだけ書くと、「お前はSLMaMe信者か」と言われてしまいそうですね。
私はSLMaMeにもブログを持っていますが、Scripters Cafeのブログと、GALONGEのブログの2つのみで、どちらも気が向いたときに書く程度のブログです。言うまでもないことですが、ここ(blog.innx.co.jp)が私のメインブログですし(笑)
なので、SLMaMeが大好きというのとは私は全く違います。
ただ、SLMaMeをあのタイミングでスタートし、ここまで運用してきたことに対しては尊敬しています。そして、SLMaMeに築かれたユーザーコミュニティの価値は、非常に大きなものであると評価しています。
ここで築かれたコミュニティは、もし崩壊してしまうと、その後の代わりになるものはそう簡単には現れないのではないか。そのような思いが今の私には強くあります。
しかし、「ではどうすべきなのか」という問いには、答えが見つかりません。
SLMaMeを買い取って黒字転換させるというような野望と財力も、今の私にはありません。
■その他話したかったこと
いろいろ「SLMaMeの良い点」を書いてみましたが、反対に、「なぜこうなってしまったのか」という点についても話したいことがありました。
例えば・・・・
また他に、私自身がブログポータルを構築したかったという与太話などもあるのですが、あまりに駄文になりすぎたため、またの機会に・・・・・。
